メリークリスマス!かにかまです。皆様年末をいかがお過ごしですか?
僕は編集中の動画が間に合わないことを察して急いでこのブログを書いています。
さて、今日の主役はこちら。
”記憶の紡ぎ 重音”。キズナプラスで文明を問わずコスト5以下の呪文を唱えられるカードです。
NEO進化クリーチャーとして出さないと召喚酔いをするため前もって進化元を用意する必要はありますが、超次元呪文や”「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」”、”MANGANO-CASTLE!”など詠唱範囲内には打点形成が得意なカードも多く、ワンショットを狙うことができます。
さらに、このカードは種族にドラゴンを持つことから豊富なサポートを受けられます。
たとえば、”チャラ・ルピア”は2マナで”重音”を召喚可能にしてくれるため、4マナで進化元ごと”重音”を用意することができます。自分のバトルゾーンのクリーチャーを減らさずに打点増加に貢献してくれるのです。
加えて、ドラゴン指定の革命チェンジもできますね。
”重音”自身はシールドを一枚しかブレイクできませんが、ドラゴン指定の革命チェンジは2枚以上ブレイクできるものが多いので打点形成力が上がります。
コスト4であるため”時の法皇 ミラダンテⅫ”には革命チェンジできないものの、ワンショットを強く補佐してくれるドラゴンがいます。それが”大長老 ウェイヨウ”。
出た時に多色のカードを全てマナゾーンに置き、マナゾーンにカードが置かれた時に自分のクリーチャーを選ばれなくする常在型能力を持ちます。
”重音”はキズナプラスの発動のために進化元を墓地に置くため、先述の”チャラ”など多色から進化すれば墓地に行った進化元をそのままマナに置くことができます。
多色から進化した”重音”の攻撃時にこのカードの革命チェンジ宣言を行うと、”重音”が呪文を詠唱して手札に戻り、”ウェイヨウ”がマナを(最低)1枚増やし、自分のクリーチャー1体を選ばれなくしてWブレイクを決めてきます。
”重音”で唱えた呪文から出てきた強力なクリーチャーを、シールド・トリガーやガード・ストライクから守ることができるのです。選ばれないクリーチャー軍団で一気に勝負を決めてしまいましょう。
さて、ここまでデッキの強い動きを紹介してきましたが、「要求値の多さ」はどうしても気になる所ですね。
ここで多色進化元として優秀なのが”天雷の導士アヴァラルド公”と”U・S・A・NNYAA”。
どちらも”重音”の多色進化元になりつつ、それぞれ手札補充とルーティングで手札の質を向上させられます。”重音”で唱えられる呪文を加えやすいこの2種は非常に強力な進化元です。
上記のシナジーをまとめ上げ、デッキにしたものがこちらになります。
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☆デッキレシピ
※一部動画で使用したものと異なります。ご了承ください。
☆採用理由
☆主要パーツ~呪文詠唱&革命チェンジ~
記憶の紡ぎ 重音×4
このデッキのコンセプト、当然4枚。
”ウェイヨウ”が手札になく、”重音”本人が盾をブレイクしなければいけなくなっても、”MANGANO-CASTLE!”の出力や”ガイギンガ”のプレッシャー、相手のトリガー運次第でなんとかなります。
注意点がひとつあり、基本的にNEO進化で出す都合上盤面のクリーチャーが増えているわけではありません。”「お前の相手は」”を唱えて”ガイギンガ”を狙う際は進化元とは別にバトルゾーンに”ガイハート”を装備させるクリーチャーを用意する必要があります。
そのため、”重音”のみがバトルゾーンにいる時に攻め込むのはおススメできません。”チャラ”を絡めて3ターン目に出すより、しっかり手札と盤面を整えて4ターン目に出しましょう。(備考:自分が先攻3ターン目で、相手が後攻3ターン目に”可憐につき”でタップインさせてきそうな時に先に召喚しておくなどの例外はあり)
滅多にありませんが、2体並べば「キズナプラス」で1体の攻撃時に効果を2回発動可能です。”チャラ”が絡んだ時のために覚えておきましょう。
大長老 ウェイヨウ×3
キズナプラスや”U・S・A・NNYAA”で墓地に置いた多色呪文を利用し、自分のクリーチャーを選ばれなくします。”「お前の相手は」”の効果で”ガイハート”をつけたクリーチャーや”MANGANO-CASTLE!”で出たGRクリーチャーを選択し、次の攻撃を安全に通す手伝いを行いながら自身はWブレイクを行えるのが非常に強力です。
基本的に”重音”を引いた上で使うカードであり、かつ火文明を持たない多色なので手札でダブるのを防ぐために3枚に抑えています。
魔軸の鎖 カメカメン×4
2ターン目にクリーチャーを召喚しておけばこのカードと”「お前の相手は」”で3ターン目に”ガイギンガ”を建てることができるのが非常に強力であると判断したため4枚フルに採用しました。
呪文を唱えない時はドロー効果があるものの、生き残っていてほしい”チャラ”スタートの時はあまり3ターン目に使いたいカードではありません。他の2コストや”アヴァラルド”のプレイを優先しましょう。
また、”重音”と共にバトルゾーンにいる状況下で、このカードの詠唱先の呪文がない時のプレイングも難しいところです。
打点形成力が高く、何としてでも唱えたい二大巨頭の”「お前の相手は」”と”MANGANO-CASTLE!”は共に4コストであるため”カメカメン”でも唱えられるのがポイントになります。
”ジャミング・チャフ”などの5コスト呪文によってアドバンテージを獲得できる場合は先にドロー効果がある”重音”を処理して”カメカメン”のためのドローに使えますし、逆に”重音”でも唱えられる呪文がない場合は先に”カメカメン”でドローを行い、次に”重音”を処理することで呪文を唱える前に2回のドローを挟む…といった風に柔軟にプレイを分岐させましょう。
☆”重音”の詠唱先
爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」 ×4
メインで使うのは下面。”ガイハート”をつけて強力アタッカー”ガイギンガ”を呼び出すのが基本プランですが、”ガイアール”や”パーフェクト”といった状況に応じたカードを使えるのもこのカードの魅力。注意点として、ターン中2回目の攻撃時に唱えても”ガイハート”は龍解させられないので注意しましょう!
上面で出してもデッキトップが自身や”重音”、”ウェイヨウ”であれば手札に加わるため腐りません。
MANGANO-CASTLE!×4
最低でも相手の盾を2枚削ることができる強力呪文。
本構築では単体でWブレイカーのクリーチャーとこのカードを再詠唱できる”ダンダルダ”のための4コストジョーカーズを採用しています。
十分な用意ができていない3マナ時に”カメカメン”で唱えても”グッドルッキン”はマナドライブ条件を達成していませんし、4ターン目に抱えておきたいカードがあるにもかかわらず”ドーピードープ”が出るなど不十分な出力に終わりがちです。なるべく”重音”が出る4ターン目など、一気にとどめを刺せるような時に使うのがベター。
超次元ムシャ・ホール×2
打点形成をデッキ外部に依存するこのデッキは、”とこしえの超人”などのメタクリーチャーを苦手としています。”重音”から”アルカディア・エッグ”を撃てば”とこしえ”は破壊できますが、お世辞にも強い動きではありません。
そこでメタカードの除去に加えて、”勝利のガイアール・カイザー”を出してスピードアタッカーの供給を行えるこのカードを採用しました。”重音”から唱えつつ”ウェイヨウ”の革命チェンジを宣言した時は、”ウェイヨウ”の着地を妨げる”ミクセル”や”赤い稲妻 テスタ・ロッサ”を除去してWブレイクを決めることもできます。
火文明単色であるため序盤の”U・S・A・NNYAA”プレイに貢献することもできる上に、”勝利のガイアール”が”ウェイヨウ”に革命チェンジできるのも〇。
5コストと”カメカメン”で唱えられず、手撃ちするには重いカードであるため2枚の採用に抑えています。
生命と大地と轟破の決断×1(殿堂入り)
マナから進化元ごと”重音”をバトルゾーンに呼び出すことができる上に、”重音”から唱えられるので勿論採用。”ウェイヨウ”採用で自然マナを作ることができたため、最悪手札から撃つこともできます。
☆”重音”の進化元
奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ×4
”重音”が出るまでの時間稼ぎとして使用します。このデッキだと”ウェイヨウ”で場持ちをよくすることも可能です。
”重音”から”チャフ”を唱えることもできるため、一気にワンショットを狙う際は”「お前の相手は」”や”MANGANO-CASTLE!”を使い、呪文が危険な時はこのカード…というように使い分けができるのもいいですね。
”アヴァラルド公”で手札に加わる単色である点も〇。
チャラ・ルピア×4
類似カードとして”アヴァラルド”などのコストも減らせる”爆衆聖者 トップアイト”がありますが、他のクリーチャーには効果が及ばないものの”重音”を2コストで出せるこのカードを優先しています。
これは同一ターンに「多色の2マナ進化元+”重音”」という順番で展開したい時に、”トップアイト”では要求するマナの数が格段に増えてしまうのが理由となります。
”トップアイト”は「多色の2マナ進化元」で「1体目」が消費されてしまうため2コストで召喚した上で”重音”に4コストを要するため合計6マナを要します。一方、”チャラ”は常に”重音”のコストを2に下げるため、多色進化元を2コストで出した時も問題なく2マナで”重音”を重ねられます。
主な使い方は2ターン目に出して2ターン生き残ってもらうことに期待するか、4ターン目にこのカード+”重音”と繋いで”重音”を4マナSAとして扱うかになります。
3ターン目に出すパターンは”アヴァラルド”による手札補充が狙えない時や、4ターン目に”U・S・A・NNYAA”+”重音”を狙えることが明らかな時です。
このカードのサポートに対応する強力なカードは”重音”だけなので使わない時の見極めが肝心です。4ターンキルを狙うなら、3ターン目までに使用するか否かの判断を行うのがいいでしょう。
U・S・A・NNYAA×4
2ターン目、3ターン目のどちらで出しても一定の活躍が見込めるカードです。
2ターン目にルーターとして”アヴァラルド”に繋ぐもよし、3ターン目に多色をマナや墓地に逃がしつつ”重音”を探すもよしです。墓地に置いた多色も”ウェイヨウ”でマナに置けるので無駄がありませんね。
天雷の導士アヴァラルド公/魔弾アルカディア・エッグ×4
上面は最大3枚の手札補充を狙える進化元。”「お前の相手は」”や”MANGANO-CASTLE!”といった詠唱先を拾いやすい1枚になっています。手札の要求値が高いデッキなので、マナに置ける単色カードを手札に加えやすいのも大きなポイントです。
下面は最低限の受け札になります。トリガーで唱えていれば”ウェイヨウ”でマナにおKるカードが増えるのもおいしいですね。
このカードはアドバンテージ獲得に長ける一方で、動きの中核となる”重音”をデッキボトムに送ってしまう上に、2→3でプレイする際は3ターン目までで2回単色をマナに置かなければいけません。上記の”U・S・A・NNYAA”にはないデメリットになります。
3ターン目に両方が揃っている場合は。手札と公開領域を見渡し、必要なカードに応じてプレイを変えましょう。
”重音”が既に手札にある場合はマナに置くための単色+詠唱先の呪文をセットで手札に加えやすい”アヴァラルド”、”重音”がない場合や多色詰まりが起きている際には多色を埋めながら”重音”を引き込める”U・S・A・NNYAA”をプレイしましょう。
「火球の祈り手」&「伝承の語り部」×2
気持ち程度の受け札兼カウンター用。基本的には進化元ごと”重音”を踏み倒すのが狙いです。”アヴァラルド”で手札に加わるわけではないので手札要求も激しく、あくまで空いた2枠に「ワンチャンを狙えるカード」として採用した形になります。
☆超次元ゾーン
※動画のものとは一部異なります。また、このデッキにおいて使用する可能性がある面のみの記載になります。ご了承ください。
銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ×2
”ガイギンガ”が選ばれないフィニッシャーとして非常に強力です。その龍解に必要な”ガイハート”をつけたクリーチャーを”ウェイヨウ”で守れるため、一度”ガイギンガ”が龍解すればそのままゲームエンド一直線です。
1体”ガイギンガ”が出ても凌がれた際に”「お前の相手は」”でスピードアタッカーを作れるカードとして使いたい盤面を想定し、2枚採用しています。
将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン×1
”「お前の相手は」”からバトルを飛ばせます。このデッキのクリーチャーがお世辞にもパワーが高いとは言えませんが、小型クリーチャー程度であれば処理できるものもあるはずです。必要になった時に使えるという超次元の特性を活用しましょう。
銀河剣 プロトハート/星龍解 ガイギンガ・ソウル×1
全体タップ系トリガーのケアに使えればと思い採用しています。
不滅槍 パーフェクト/天命王 エバーラスト×1
”熱血の物語”に対する耐性が欲しかったのでこれ。”プロト・ギガハート”の方がベター…?
灼熱のリュウセイ・ボルケーノ×1
除去が得意なデッキではないので、相手依存ではあるものの詰む盤面を減らせればよいと考えて採用しています。Wブレイカーではないので注意。
勝利のガイアール・カイザー×1
”ムシャ・ホール”からバトルゾーンに出せるスピードアタッカーです。これがあるから”ムシャ・ホール”を採用していますね。
時空の司令官 コンボイ・トレーラー×1
”ムシャ・ホール”から出せるブロッカー。慎重にゲームメイクをしていく際には必要かなと考え1枠。
☆超GRゾーン
ドドド・ドーピードープ
手札は減るものの、Wブレイクとパワーラインの高さが魅力的。ただし、盤面が整っていない時に出てくると後続分のリソースを切らすか無駄撃ちの嫌なニ択になってしまうので、これが捲れてもよいようなゲームプランを取りましょう。
グッドルッキン・ブラボー
スパークケアができるアタッカー。マナドライブ4を満たしていない時に出てきても困るので、やはり4コスト貯めてから”MANGANO-CASTLE!”を撃つことを推奨しています。
鋼ド級 ダテンクウェールB
”ダンダルダ”で手札に戻すこともできるWブレイカーで、ガツガツ殴るこのデッキでは強制攻撃のデメリットも控えめ。なるべくこれが捲れてほしい。
超Ω級 ダルタニックB
”ダンダルダ”の邪魔をしないアタッカーであり、”アヴァラルド”で手札が潤っていればWブレイカーにもなる可能性も秘めているので採用しました。
全能ゼンノー
”ダンダルダ”を阻害しないコストである上に、相手の”クロック”がトリガーした時に、”クロック”の裏目を残せるのも強力だと思い採用しています。
無限合体ダンダルダBB
”MANGANO-CASTLE!”連打機。GRの中でも特に爆発力が高いので、このカードに寄せる価値は十分にあるはず。
☆デッキの回し方をおさらい!
まずはダイレクトアタックを決めやすいように2ターン目、3ターン目とクリーチャーを並べていきましょう。その中で手札補充やルーティングを行い、”重音”を出す準備を整えます。
重音”の攻撃に成功したら一気にワンショットを狙いましょう!
2回の攻撃で強力フィニッシャー”ガイギンガ”を建てられる”「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」”やGRクリーチャーで攻め込める”MANGANO-CASTLE!”で打点を増やします。
さらに”重音”の攻撃時に”大長老 ウェイヨウ”を革命チェンジできれば”ガイハート”をつけたクリーチャーやGRクリーチャーを受け札の脅威から防御可能!
攻撃を安全に通し、そのままダイレクトアタックを決めましょう。
☆おわりに
ご覧いただきありがとうございました。
呪文と革命チェンジで一気にワンショットを決める面白いデッキになっております。
多色化した”アヴァラルド公”の使い方はかなりおしゃれに仕上がっており、面白い動きを見せることができたかと思います。
私が管理人を務めるチャンネル「かにかまDM研究所」ではこのデッキを使用した対戦動画も公開されておりますので、是非ご覧ください。
【デュエマ】デュエキングの”アヴァラルド公”で強化された”重音”で強力呪文を撃つ2周年記念動画【対戦動画】 - YouTube
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それでは、あらためましてありがとうございました!よいお年を!
☆その他”重音”と相性がよいカードについて(12/25時点未完成部分。後日追記予定)
ナゾの光・リリアング
T・T・T
禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ
エヴォ・ルピア
ジャスティス・フォース
ラッシュ”ATK”ワイルド
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