#ダイニング・メッセージ

大阪や佐賀に現れるかにかまって人のブログ。デュエマとか。

【かにかまの#週ブロ】色んなご報告

どもども。かにかまです。一週間一投稿といいながら、毎週日曜日の後半に更新する未来が見えていましたが、早くもこうなるとは(やっぱりなって感じはする)。この一週間一投稿のことをかにかまの #週ブロ ということにします。#週ブロ でタグ化出来るはずなので、皆さんも #週ブロ って使うと僕がサーチしやすくなるらしいですよ。

さて今日の週ブロは色んなご報告をさせていただこうかと。

まずはこれ。デレステの一か月任期制最高ランクであるSSSを習得しました。月間の獲得ファン数2000人が獲得できるやつです。

f:id:kanikama28:20201004233314j:plain

デレステのアニバーサリーであった2020年9月は、今回は日速が半端でなく、本当に大変でした。このツイートを見ると、今でも大変だった日々を思い出します…。

 これを継続して取っているフォロワーさんも本当に危険な位置にいたので、改めて大変だなぁと思いました。

これからSSSを目指している方は私にご一報ください。暇があれば、チャーム部屋でファン稼ぎをお手伝いしに行きます。

なにはともあれ、自分自身はひとまず地獄のSSSランから解放されたので、今後はブログやら動画やらに割ける時間が増えると思いますで、創作の方を頑張ろうと思います。

 

次はこれ。クイズアプリ「みんなで早押しクイズ」で今回のシーズン(~年末までの3か月)をランクS(上位層のランクの一番下。S1やらS5などそれ以上もあります)から始めることになりました。

 前期は、負けが込んでいたところから怒涛の10連勝を成し遂げました。その結果ランクSにあがったのですが、10連勝でランクSにいるからと判定されたのかもしれません…。

 このランクはSがつくならどのランクとも当たる可能性があり、はっきり言って負ける可能性が大幅に高いです…。問題も難しいし。

しかし、はなから勝負を捨てたいわけではありません。取れる問題はしっかりとっていきたいなと思います。そこで、この #週ブロ で一週間の間違った問題を復習するのもありだなーと思っています。みんはやボチボチやってるよってことで。これもフレ戦募集中です。(@Rev_KANIKAMA8 まで)

 

3つ目。pixivFANBOXを始めました。

www.fanbox.cc

私が文章を書いてるのを応援したい!という優しい方は是非よろしくお願いします…。なぜFANBOXなのかはあちらにも書いてありますが、またいつかこっちにも書きに来ると思います。あとは、純粋に「かにかまを支援したい」って人がどれくらいいるかも気になりますし。もちろん、ブログも手を抜かず頑張っていくつもりです。むしろ、「#」で検索しやすいこっちが便利だったり。

そうそう、コンビニ払いも出来ますし。いいですよねコンビニ払い。支払い終えてからお菓子とかホットスナックとか買って帰るの楽しいですよね。

 

というわけで、今回の かにかまの #週ブロ はここまで!また来週よろしくお願いします。

僕とインターネットでの名前の話

どうもかにかまです。頑張ったら週一でブログ更新が出来るのではないか?と思ったのでちょっと頑張ってみようと思います。デュエマ以外の雑記的な記事も書いていきますね。(まあ今日はその週の最終日なんですけど)

という訳で、記念すべき週一投稿一個目の記事は、「なぜ僕がこのハンドルネーム、ブログ名になったか」ということを軸に「インターネットと名前」というトピックについてつらつらと書いていきます。

ちょうどブログ名を「#ダイニング・メッセージ」に変えたのでいい機会だと思います。ブログ名に「#」をつけると、Twitterで記事をタイトル付きでツイートした時に自動的にタグ化され、検索が捗るようになります。「#ダイニング・メッセージ」はブログ改名前の該当ツイートが一つしか存在しておらず、自分のブログのリンクとしてちゃんと機能させられそうなのでまずまず成功していると言っていいかなと思います。なお、「ダイニング」と「メッセージ」の間に「・」がないと別のツイートが沢山出てきます。注意。

エゴサしたい時とか過去記事を振り返りたい時とかにわざわざ記事のURLを検索ボックスに入れる必要がないのは楽でいいです。おすすめ。

それでは、私が「かにかま」としてブログ「#ダイニング・メッセージ」を書くようになった理由を見ていきましょう。

 

いつから「かにかま」なんだよ

かにかま、元は2013年前半にポケモンW2をやっていたことから「ホワイト」というハンドルネームを使っておりました。(めちゃくちゃ古いけどマンガ倉庫鳥栖に通ってた人なら当時の僕を知っているかも)

その名前でとあるポケモンブログにコメントを送ったりして楽しんでいたわけですが、2013年のXY発売前後にそのブログ管理人さんから「コメントではなくTwitterでやりとりをしないか」とコメが返ってきました。もちろんかにかま(7年前)はそのお誘いをめちゃくちゃ喜んで受けたのですが、もう一つそのコメには大事な内容が含まれていました。

それは「ホワイトはかぶりそうなので、他の名前を使ってみませんか?」というものでした。そこで、なんかいい名前はないかとテレビを見てみると「ニッスイ海からサラダフレーク」のCMをやっていたもので、母音に「あ」が多いことやひらがな4文字という親しみやすさから「かにかまっていいな…」と思ってかにかまを名乗ることにしたのです。まさか「かにかま」を他に名乗る物好きもおらんやろーwとすぐ決めてしまったわけです。ちなみに、当時はリアアカと兼用させていたためクラスメイトから「なんでTwitterは(本名)じゃなかと?」と聞かれましたとさ。

でも「Twitter始めたの2015年じゃん!」って思う方もいらっしゃると思います。実は現行で使ってる@Rev_KANIKAMA8 は2代目アカウントです…。初代アカウントも残ってるので知りたい人は2代目アカウントに言ってください。避難用に残してますが避難するようなことがないだけです。平和なTLで助かります。ありがとうフォロワーの皆さん。

さて、2013年10月くらいに「かにかま」として活動を始めたわけですが、ブログを始めたのは2016年。その間はデネブログさんに公認優勝デッキを喜々として投稿したり、タグを利用したFF増加でコミュニティを形成していきましたが、そんな中である事件が。

2016年3月27日のデネブログさんの記事に、「青緑ギフトサンマッド」なるデッキがあります。これが私のデッキで、デネブログさんからツイートされた時はそれはもう喜んでRTし、なんならRTした人のプロフまで飛んでました。そこで見つけたのはRT後に「絵描く方かと思った」というツイート。はてなんのことやらと思えば、福岡の右にある県(佐賀は福岡の左)を居住地とするらしい絵師さんがいらっしゃるではありませんか。この時私はこう思いました。

かにかまって他にもおるやん」

しかし、その人のために自分の名前を変えるというのも今まで呼ばれ慣れてきた「かにかま」を捨てるのが嫌でやりませんでした。

 

ブログ「#ダイニング・メッセージ」は「ダイイング」の間違いから生まれた

2016年に現行アカウントでの活動、人脈(Twitter上)の幅を広げる中で、TLに突然のブログブームが。ポケモンという趣味の中には「対戦動画チャンネル」「チャンネル主のブログ」も含まれており、元々ブログには憧れていました。折角のいい機会だしということで、それに便乗して私もブログを始めることにしました。そして気になるのはブログのタイトル。どうせならキャッチーでおしゃれなものにしたいですよね。食べ物ハンドルネームであることを示唆しながらおしゃれなもの…難しいですね。しかし、2016年のかにかまはあることを思い出します。

「そういえば、小学生の時にダイイング・メッセージのことをダイニング・メッセージって勘違いしてたな…」

流石に小学生の時は「Die」という動詞も、ましてそれを進行形にした「Dying」も知っていませんでした。なんとなく響きは覚えてはいるもののおぼろげでした。そこにサスペンスではだいたい「台所で死んでる」という勝手なイメージが結びつき「死ぬ時に台所に血で書く文章」を指す「ダイニング・メッセージ」という言葉が形成されていたのです。

しかし2016年にもなるとネットに触れたことや英単語の知識も増えたことから「ダイイング・メッセージ」という単語が正しいのだと理解をしました。「ダイニング・メッセージ」は「死ぬ間際に書くメッセージ」ではなかったのです。そこで単語を二つに分けて考えました。

食品(かにかま)を見るところと言えば台所、ブログには文章(メッセージ)を書くのでダイニング・メッセージ…「かにかま」のブログタイトルとして完璧ですね。まさか僕の他にダイイング・メッセージをダイニング・メッセージって思ってるやつはおらんやろ~~。自分への戒めも兼ねてブログ名を「ダイニング・メッセージ」にすることにしたのです。実際Googleで「ダイニング・メッセージ」で検索すると「ダイイング・メッセージ」の検索間違いだろうと感知してくれるのかそこそこ上に「ダイイング。メッセージとは」というウィンドウを出してくれます。

ダイニング・メッセージは「死に際に書くメッセージ」ではないけど…

勘違いしてる人が…

Twitterにいるみたいですね。しょうがないよね。大体サスペンスって台所って感じするし音も似てるし…。断じて彼(彼女)らを責めたいわけではなく…やっぱり間違いってあるものですよね。

アルプス一万尺を「子ヤギ」だと思っていた人、エアームドを「エアムード」だと思っていた人、ハリーセンを「ハリセーン」だと思っていた人っていますよね。1番目と3番目は私です。ハリーセンだと気が付いたのはポケモンタイピングDSでした。ふるっ。

どうしても覚え間違ってしまうことはある

そもそも「間違っている」ということに気が付かなければ、今自分が覚えているものが正しいと思い込んでしまいます。これはどうしようもありません。誰にだって起こり得ます。人の些細な言葉覚え間違いに対しては過剰に腹を立てず、間違われた方もグッと握った拳を下げて「○○ですよ」と優しく教えるとよいのではと思います。どうしても間違うことはあるので。

もしあなたが創作者であれば、作品に出す人物の名前は予てから調べておく方がよいでしょう。創作の対象となったものをきちんと調べると、そのものが持つ意味が分かりやすくなる上に、外部に「この人は名前をしっかり調べているな」という点で好印象を与えることが出来ます。もし間違えていたらすぐ訂正することも重要ですね。

私もブログや動画という創作をやっている身なので、名前の表記ミスなどには注意を払っていきたいと思います。

 

かにかま(私)ってエゴサ出来るの?

かにかま」は有名な絵師さんがいて、創作物たるブログ「ダイニング・メッセージ」は「ダイイング」の勘違いとして処理されるor普通に勘違いしている人がいるってことは、エゴサ(自分の創作物も「エゴ」としておこう)出来ないんじゃないかと。名前も使い続けると愛着が湧くもので、なかなか自分に関する名前をまるっと別のものに変えるというのは出来ません。

ですが、ブログタイトルに「#」をつければ、タグ化されてTwitterで検索できるようになりますし。たったこれだけの工夫でよいのです。さらに「かにかま」を検索するためには「検索フィルター:自身がフォローしてる人のみ」なる便利な機能を使えば。あっダメだ普通にリプライ飛ばしてる人いたら引っかかります。

実のところ、「かにかま」名義はこれでも無理です!!!!TLに二人以上かにかまがいる人って紛らわしくないのかな!?大丈夫!?

いや、「かにかま」という人間そのものをエゴサしたい時用に「人を指す場合には、完全に私だけを指している言葉」があります。こういうのがあるとエゴサって捗るんですよね~~。褒められてるかもしれないね~~。え?その言葉ですか?

「クラッシュお尻大爆発ブレイカー」って言うんですけど。

この名前は「#リプで来た単語3つ組み合わせてその名前で一日過ごす」というタグで産まれたものです。「クラッシュお尻」「大爆発」「ブレイカー」の三つを組み合わせた結果がこれですよ。

このパンチがありすぎる名前で一日過ごした私は、このネタをとても面白がりました。ひどい名前の代名詞として使ったり、「とてもお腹が痛いこと」という意味でも使われているのをふぁぼったり、「クラッシュお尻大爆発ブレイカーの方のかにかま」など自分のアイデンティティとして使ったりしました。

その結果2019年前半辺りに「自分=クラッシュお尻大爆発ブレイカー」だという意識が芽生えてしまい、Twitterアイコンに人間の顔を使うとその人にクラッシュお尻大爆発ブレイカーというイメージを植え付けてしまうような気がして人間アイコンを避けるようになりました。完全に自業自得です本当にありがとうございました。

それでも「クラッシュお尻大爆発ブレイカー」という言葉自体は愛着が湧いてしまいました。「かにかま」よりエゴサしやすいですしね。最近では「クラッシュお尻両乳首ウィーカー」とか派生キャラもいるみたいですよ。

 

まとめ

・このブログの作者は「かにかま(ひらがな表記)」でブログ名は「#ダイニング・メッセージ」。「かにかま」名義は2013年から、ブログ名は「ダイイング・メッセージ」の勘違いから回りまわって2016年に名付けられた。(2020年に「#」をつけた)

・人は名前を覚え間違えることもある。それはしょうがないこと

・創作者なら、創作物の中で出す人物の表記を間違えないようにしよう。それぞれの名前にも意味が込められていたり、愛してほしいと思って名付けられたりしているので、それらを尊重しよう。

エゴサしたいならそこそこ特徴的な名前の方がいい。ブログなど共有時にタイトルが出るものの感想を検索したいならタイトルに「#」をつけることで検索がしやすくなる。そういった工夫もよし。それでも、使っている母数が少なそうな言葉の方がいいのは変わらず。

・でもやばい名前をむやみやたらに「自分だ」と言い張ると自分との境界線があいまいになって怖くなるかもしれないよ。

以上!ここまで読んでいただきありがとうございました。それではまた来週よろしくお願いします!

【日記】かにかまvsヤモリvsフォロワー

15日の夜7時半のことだった。眼科でワンデイレンズ定期便更新をした後に帰ってくると、窓から「ヤツ」が見ていた。

コブラヤモリだ。どうしてこんなところに…。だが、一向に落ちてくる気配がない。落ちてきたら箒ではわくつもりだったのだが…。

早速写真を撮りTwitterに投稿、「どうすりゃいいねん」と画像付きでツイート。

「想像よりデカい」「飼え」「捕まえて放せ」などのリプライが送られてきた。「家守」という漢字が当てられているヤモリを殺すわけにもいかないので、捕まえて放すことにした。素手で触りたくはないので、ビニール手袋をつけた。近づいてアプローチを試みる。

間近で見るとヤモリの肌は意外とゴツゴツしていて、目も横に細い。小さなワニのようだが、決定的に違うのはその大きさ。小さくてかわいい。さらに、性質を確認するためにビニール手袋越しに触ってみることにした。まずは胴体。見た目通りゴツゴツしている。次は足。非常に粘着力が強く、ちょっと掴んで離そうとしてもすぐ元の場所に戻ってくる。更に、これが想像していたよりも硬さがあり、ここで掴めそうな気もする。頭に手を当ててみると、口を開けたことが分かった。噛まれないように手を放し、かわりに噛めそうなものを口に近づけてみる。「しゃーっ」と言わんばかりに口を開けてくる。しかし、歯は目視出来ず、代わりに見られたのは舌端の黒めの丸。何かの機能があるのかもしれない。

とりあえず、この時点で一度捕獲を試みる。ずっと持つわけにもいかないので、掴んでから投げ込むための袋を用意した。窓から引っ張ってみると…抜けない。よっぽど挟むパワーが強いらしい。ヤモリも必死にもがくが、出られる気配はない。この事態を解決するには、掴んでから窓を開けて、完全に窓から離れてから袋に投げ込む必要があるのであった。ヤモリを長時間掴むと噛まれる危険性があると考え、この作戦は二人で行うことにした。しかし料理中の母親の手を煩わせるわけにもいかず、父親の帰宅を待った。

 

8時半、父親帰宅。プレミアム香ばし金ごま塩(ShinSeiの商品。塩気が効いていておいしい。大葉と一緒に雑炊にかけるのがおススメ)を2袋も購入して気分がよい父親を窓に来るように急かす。当然戸惑っていた。ヤモリを見たらようやく納得がいったらしい。父親に袋係と窓開け係を任せ、ヤモリの捕獲を試みる。胴体が太くて掴みやすいと考え、ティッシュやハエたたきで体が横になるように誘導。右手で胴体を掴み、窓を開けてもらう。完全に体が離れる。袋に手ごとヤモリをぶち込む。その時だった。指先に不思議な感覚を覚える。人差し指を噛まれた。すぐにヤモリから手を離したため出血跡は見られなかったが、ビニール手袋は完全にやられた。もしもっと長く触れていたらと思うとぞっとした。父親に袋のヤモリを外でリリースしてもらい、手を消毒した。

なんとも慌ただしい夜だったが、ようやく夕飯にありつける。テレビはTBS系列の番組を写しており、前番組からすぐに「マツコの知らない世界」に変わった。「ロボットペット特集」らしい。ヤモリ騒動で不安定な心にはうまい具合に癒しになってくれそうだ。

「一匹より二匹!」「二匹より三匹!」

ぼく「聖剣士ケルディオ!?」

やっぱり落ち着けない夜だった。

 

まとめ

飼うのはおススメしないが、ヤモリは意外とかわいい。

・しかし、触る時は注意。結構噛む力が強く、素手やビニール手袋では怪我をする可能性がある。

プレミアム香ばし金ごま塩はおいしい。

ポケモンはコンテンツとしてとてもつよい。

 

私への労いや、プレミアム香ばし金ごま塩の更なる普及のためにこの記事をシェア、RTしてくれるととても嬉しい。最後までご覧いただきありがとうございました。

【フェアプロ】SPKスピーカーについて考えよう【ヘブフォ生存】

どうもかにかまです。前回の記事はお楽しみいただけたでしょうか。クイズに出来るほどの多くの特徴を持つデュエマのカードは本当に素晴らしいですね。

kanikamadm.hatenablog.com

 本日の記事も「かにかまDM研究所」の動画と連動させる予定の記事ですので、動画の方も上がりましたら是非よろしくお願いします。(動画は後日)(収録はクロニクル及び「ゲンムエンペラー」発売前ですが、記事は最新の内容です)

今回の記事のテーマはこちら。ロック”SPK”スピーカーを用いたデッキとなります。

f:id:kanikama28:20200920054649p:plain

私が実際に所持しているデッキと、フェアリープロジェクトさんで紹介されていたデッキからこのカードをコンセプトにしたデッキの方針について深く掘り下げていきましょう。

 

「ロック”SPK”スピーカー」とは?

このカードは少々特殊な挙動をするカードで、テキスト内では「カードのコスト」を参照します。ツインパクトを捲った場合はどちらのコストを参照するかプレイヤーが選ぶことが出来るため、高コストクリーチャーでも下にコストが低い呪文が付いていれば下の呪文のコストを参照してバトルゾーンに出すことが出来ます。この特異な性質を活かし、多面展開の中に「マナの長老ジョウモン爺/枯れ葉マナ隠し」や「イチゴッチ・タンク/レッツゴ・イチゴ」などの高打点ツインパクトを絡めて押し切る動きが強力です。

 

f:id:kanikama28:20200920054756p:plain

f:id:kanikama28:20200920054906p:plain

特に「ジョウモン爺」はパワー13000、相手のパワー3000以下のクリーチャーのプレイヤー攻撃ロックという踏み倒し先としては最上級のカードであり、「スピーカー」というデッキを使う理由にもなりえます。デッキ内の文明は「スピーカー」と「ジョウモン爺」の文明に合わせ、火文明+自然文明+光文明という構成がよいでしょう。

さて、「スピーカー」デッキの構築では「いかに6コストの組み合わせを作るか」というテーマについて考えなければいけません。私見ではありますが、コストの合計を6に収めるためには、2コストのカードを3枚参照するというパターンが組みやすいです。後述しますが、2コストにはブーストとなる有力なカードが「レッツゴ・イチゴ」を含めて3種類存在する上に、最も踏み倒したいカードであるジョウモン爺の呪文面「枯れ葉マナ隠し」のコストも2です。

スピーカーが捲れた時にも1コストのカードを2枚捲れば失敗せず、もう一度スピーカーの効果を使うことが出来るのでコスト1を持つカードもある程度の枚数を入れたいところです。

一方、2マナと同時に捲った時に1コストを持つカードを要求する3以上のコストしか持たないカードは枚数を抑える方がよいでしょう。そのため、シールド・トリガーも1か2をコストに持つカードの中から選ぶことになりがちです。動きをサポートするカードや踏み倒し先として高いスペックを持つカードから選ばなければいけないため、採用圏内と言えるカードは少ないです。

「ゾンビポンの助」や「Black Lotus」などの0コストのカードも存在しますが、これらは文明を持たない為にマナ置きを難しくすることがある上に、スピーカーから捲れても嬉しくないため採用を見送られるパターンもあります。今回の記事で取り扱う構築のどちらにもこれらは入っていない為、これ以上の説明は割愛します。

2020年にスピーカーはどうなった?

ブーストが強くなった

ドラリンパックで初動と防御札を兼ねる「青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」」と「天体妖精エスメル/お茶はいかがですか?」が登場したことにより2コスト初動枠の選択肢が広がりました。2コストブーストとして採用できるカードが増えたことにより、従来は専ら「踏み倒される側」であった「ジョウモン爺」などの大型のクリーチャーの召喚も狙いやすくなりました。

f:id:kanikama28:20200920055125p:plain

「バンビシカット」は高コストクリーチャーが多いこのデッキではガチンコ・ジャッジに勝てる確率も高く、「踏み倒される側」が持つ低コスト呪文面では処理しづらかった「U・S・A・BRELLA」、「暴走龍5000GT」などのクリーチャーを射程圏内に入れられる除去呪文トリガーを兼ね備えた優秀なカード。更に火文明を持っているため、スピーカーを召喚するためのマナとしても活用できる点が強力です。

f:id:kanikama28:20200920055209p:plain

エスメル」はシールドこそ削るものの、2ターン目により安定してブーストを行うことが出来る点が魅力的です(「バンビシカット」はジャッジ敗北、「レッツゴ・イチゴ」はプーンギが裏目)。下の呪文面は別の有効トリガーを踏ませるチャンスを作ったり、直接クリーチャーに触れるカードではないという特性から、選ばれない能力を持つ「U・S・A」や「情熱英雄モモキング」の攻撃の被害を抑えられるという点が他のカードにないアピールポイントです。光文明を持っているため、「奇石ミクセル/ジャミング・チャフ」などをプレイするためのマナにもなります。

クリーチャー面が軽量で呪文が重いこれらのカードは「踏み倒される側」のツインパクトとは違い、序盤の動きのサポートと汎用性が高いトリガーを兼ね備えるカードであり、このデッキの堅実さを上げてくれました。

一方強化だけではなく、弱点も追加されました。

メタが辛い

超天編のGR召喚による大量展開に歯止めをかけるべく産み出されたメタカードでついでのように動きを妨害されます。「DGパルテノン-龍の住む地-」や「リツイーギョ #桜 #満開」はバトルゾーンに出るクリーチャーが減少するためにキルターンが遅れるくらいなのですが、特に「ドラグ変怪」が曲者。こいつを出された後にスピーカーが出ると、最悪18枚もデッキが減ってそのままライブラリアウトで負けです。「U・S・A」や「ワナビーワラビー」はコストが大きいクリーチャーであれば回避可能であるため上の3枚と比べるとやや効きづらいでしょう。

 

 ここまでで「ロック”SPK”スピーカー」というカードとそのデッキの性質がお分かりいただけたかと思います。それでは、リスト分析に移りたいと思います。両レシピで共通するカードに関しては、基本言及が減ります。ご了承ください。

 

かにかまレシピ

f:id:kanikama28:20200917033756p:plain

2枚投入のカードが多いですね。注目は「ヘブンズ・フォース」。全体的に構築をこのカードに寄せています。

f:id:kanikama28:20200920055303p:plain

かにかま構築のコンセプト

「ヘブンズ・フォース」を採用することで「スピーカー」を出しやすくしており、捲りによっては3ターンキルも可能となっております。「スピーカー」の効果で踏み倒して嬉しいW・ブレイカー以上は10枚とそこそこ。

火文明15枚、光文明16枚、自然文明22枚で多色は13枚。カラーバランスも悪くないと思います。

採用理由 

メインデッキ

・ロック”SPK”スピーカー×4

このデッキのコンセプト。4マナから爆発的な展開を可能にしてくれます。このデッキでは相手ターンにシールド・トリガーの「ヘブンズ・フォース」でも出せる可能性が存在しています。「ジョウモン爺」や「レレディ・バ・クーバ」などを捲れば攻撃の手を緩めさせられる可能性があります。

 

・マナの長老ジョウモン爺/枯れ葉マナ隠し×4

「スピーカー」の効果で踏み倒したい、もう一枚のコンセプトカード。パワー13000、トリプル・ブレイカー、相手のパワー3000以下のプレイヤー攻撃ロックと踏み倒して最も強力なカードです。マナが伸びるため、召喚も視野に入れておきましょう。

下面は「爆熱剣バトライ刃」を装備した「爆龍覇ヒビキ」や「龍覇グレンアイラ」などの少し触れづらいクリーチャーや「タイク・タイソンズ」など相手の動きの要となる初動を除去するだけでなく、自分の「バンビシカット」を盾に送って呪文面である「しかと見よ!」で受け札とする動きも可能です。

 

・フェアリー・ギフト×1(殿堂)

「スピーカー」や「ジョウモン爺」といった早期に出したいクリーチャーを出しやすくするためのカードです。このカードと「スピーカー」が手札にあり、マナに火文明と自然文明があれば2ターン目に「スピーカー」を出すことすら可能です。先攻でその動きを行うことが出来れば、メタカードである「奇石ミクセル」や「リツイーギョ」、「パルテノン」に妨害されることなく踏み倒しを成功させることが出来ます。出したクリーチャー次第では、そのまま3ターン目に相手を倒すことすら視野に入れることが出来るでしょう。他にもデッドダムドの「2ターン目ブースト→3ターン目ヴェルデ召喚、デッドダムド侵略で盤面を処理される」という展開を避けることも出来ます。

「スピーカー」の効果で捲れても、コスト1なので捲りを妨害しません。

 

・ヘブンズ・フォース×4

もう一種類の「スピーカー」2ターン目出撃を可能にするカード。「スピーカー」の出力に期待して組まれるデッキであるため、スピーカー早出しは魅力的でしょう。

しかし、このカードは純粋な「2ターン目スピーカー」の上振れ要素だけではなく、もっと大きな採用理由があると考えます。

まず一つは「スピーカーのプレイに火マナがいらない」ということです。実は火文明を持つ、1・2コストを上下どちらかで持つカードの中で有力な候補が少なく、デッキ内の火文明の枚数は少なくなりがちです。そのため、コンセプトたる「スピーカー」を安定して出すためには火文明の枚数が必要だが、火文明のカードを増やすと「スピーカー」のパワーが落ちるというなんとも言えない矛盾を抱えています。その問題を解決するのが光文明単色で火文明要らずのこのカード。光文明は「奇石ミクセル/ジャミング・チャフ」や「ジョウモン爺/枯れ葉マナ隠し」のおかげで枚数を確保しやすいので初動としてのカウントも可能であると思います。

もう一つは「トリガーを持っている」ということです。キリフダッシュに対して「ミクセル」、致死打点に至らない時のブレイクで踏んでくれた時にスピーカーを出して返しの打点を増量するなどの行動が可能となり、相手の行動パターンを歪められます。

一方で裏目も存在し、特に「呪文でしかないのでスピーカーから出ない」という点は気になる方もいるかと思います。しかし、このカードがもたらす爆発力はデメリット以上に魅力的です。自分の動きを重視したい方におススメです。

 

・青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」×4

このカードに関しては大体語っているので簡潔なまとめ+αを紹介します。

前述のとおり、クリーチャー面は高コストクリーチャーが多いデッキなのでガチンコ・ジャッジに勝ちやすく安定したブーストとして活用可能です。呪文面は広範囲な除去であり、ガチンコ・ジャッジに勝てばドローもあります。相手依存ですが、手札を減らさずに除去が出来るのはありがたいです。そのような強力なカードが火文明を持っているのですから、願ったりかなったり。削る理由はありませんね。

小技ですが、テキストにガチンコ・ジャッジを含むため「ブレイン・ストーム」「カシス・オレンジ」などの山札操作で固定されたデッキトップを山札の一番下に送ることが出来るため、相手がこれらのカードを使っている時は優先的にプレイしたいカードになります。

 

・イチゴッチ・タンク/レッツゴ・イチゴ×4

5~8枚目のブースト枠として採用したのはこちら。「ヘブンズ・フォース」を積んだからにはこのカードの枚数を増やすべきだと思います。光文明を含み「ヘブンズ・フォース」をプレイするためのマナ基盤になり、「プーンギ」に妨害されない「エスメル」を削ってでも、です。

一つ目の理由は「トリプル・ブレイカーの生き物である」ということ。「ヘブンズ・フォース」のメリットの一つが「2ターン目スピーカー」ですが、「2ターン目スピーカー」で出たクリーチャーの中に「トリプル・ブレイカーの生き物」が含まれるか含まれないかでは相手に与えるプレッシャーも大きく変わるでしょう。折角の自分が押し付ける動きである「2ターン目スピーカー」の出力は上げてナンボです。

二つ目の理由は「自然文明単色である」ということ。2ターン目に動くためにはなるべく多色の枚数を減らさなければなりません。しかし、「バンビシカット」も「ジョウモン爺」も削ることは出来ないカードです。多色枠で8枚は固定です。ここに「エスメル」を4枚入れると12枚。メタの対処が出来る「イッコダス・ケイジ/種デスティニー」も入れると考えると、多色12枚が固定されるのは少し気になりますね。そうなると自然文明単色のカードを入れたいところですが、幸いこのカードは自然単色です。こちらを優先すれば他の多色のカードも採用する余地が生まれます。

「ヘブンズ・フォース」やブーストなどの2ターン目の動きをタップインで阻害しないこのカードの方が自分の動きもスムーズに行える上に、スピーカーから出ても強いです。

 

・奇石ミクセル/ジャミング・チャフ×4

光文明といえばおなじみのこのカード。「ヘブンズ・フォース」を使うため、ある程度の光文明のカードが欲しかったです。「スピーカー」がいない時に大型クリーチャーの牽制として出しても強い上に、「スピーカー」の後のダメ押しとして出しても強力。相手のマナが十分に貯まっていない時の「ザヴェルデ→デッドダムド」による処理や「触礼亞クラッシュ”覇道”」などによる被害を軽減してくれます。(デッドダムドはレッドギラゾーンチェンジに注意)

先述のとおりこのデッキではトリガー「ヘブンズ・フォース」から出すことも可能であり、キリフダッシュや「龍装者バルチュリス」など攻撃後にバトルゾーンに出てくるクリーチャーに対して意識外の一撃となりえます。

コスト5である呪文面もブースト8枚体制のこのデッキでは使いやすくなっており、「スピーカー」で並べたクリーチャーで殴る時の呪文ケアに使えます。

このように「スピーカー」を出してからも強いので枚数は確保したいですね。メタクリーチャーである以上使いたくなる試合展開も多いでしょう。

 

・レレディ・バ・クーバ/ツインパクト・マップ×4

貴重なトリガークリーチャー防御札です。低コスト呪文持ちツインパクトは受け札としてのパワーが低く、役に立たないこともありますがこのカードは(出して場に残ることが出来れば)パワー9000以下のクリーチャーを討ち取ることが出来るので信頼度は決して低くありません。効果ではなくバトルで破壊するため思考停止で「無敵剣プロト・ギガハート」をつけた「龍覇龍デッドマン・ザ・オリジン」も一発で除去可能。「超音速ターボ3」や「轟轟轟ブランド」、「偽りの名ドレッド・ブラッド」なども破壊可能です。

下面の呪文ですが、緑単色カードとこのカードがあるからといって闇雲に唱えるカードではありません。初手にブースト札があるならなおさらです。多色を逃がしましょう。1ターン目に単色カードを使って、狙いとは違う不必要な多色カードを加えてその後の展開を遅らせるようなことがあっては本末転倒である上、このデッキのツインパクトはなるべく山札に眠っておいてほしいです。

2ターン目にブーストを使用し、次のターンの動きを阻害しないと考えた時や、「ミクセル」を探さなければいけない時が使いどころでしょうか。1コストでワンチャンを掴みに行けるのが偉い。

場に出た後は木偶の坊になるのが残念ではありますが、クリーチャー除去トリガーとして強力である上に、下の呪文がコスト1ということもあり4枚積みたいカード。

 

・イッコダス・ケイジ/種デスティニー×3

上面で「ドラグ変怪」「U・S・A」を、下面で「リツイーギョ」「パルテノン」を打ち取ることが出来る優秀なアンチメタカード。相手の「ミクセル」はどちらでも倒すことが出来るので、手札に合わせて選びましょう。火文明を持っているのも嬉しいところです。

 

・赤攻銀サハラン/レッド・マジック×2

ここから2枚投入カードです。どれもいいカードではありますが、この残り8枚は弄りがいがあると思います。記事後半に候補カードがありますので、そちらも是非。

まず一枚目は「赤攻銀サハラン/レッド・マジック」。このカードはそこそこお気に入りのカードです。先ほどまでの32枚で自然文明は十分確保出来たので、光と火の枠を確保する必要がありました。この2つの文明のカードをマナに置くことが出来れば「ミクセル」も「スピーカー」も使いやすくなるので投入したいです

しかし、火文明と光文明を併せ持つ、コストに「2」以下の数字を持つカードはわずか4種類。(このカード、「奇石ジャーリー/センチメンタル・ジャーリー」、「FASORASI・ドッカン/♪ドはドッカンのド」、「U・S・A・SSIN」。全部名前が笑わせに来てる)

そこで私が選んだのがこのカード。クリーチャーとしては「ツインパクト・マップ」や「レッツゴ・イチゴ」など使い終わったツインパクトを回収することが出来て、盤面にクリーチャーを並べながらもハンドアドバンテージを失わないのが強力。呪文面は「バンビシカット」や「ミクセル」を出してすぐ殴らせたりできます。「スピーカー」から出たクリーチャーはタップインなのでSAを付与しても意味がありません。トホホ…。

 

・龍装者シャイニー/エッジ・スパーク×2

既に多色を13枚採用しているので、残り6枚は出来れば単色にしたいです。16枚光があれば十分「ヘブンズ・フォース」をプレイするための光文明は確保できると思い、「2」コスト以下を含む光文明単色ツインパクトを探しました。そこで見つけたのがこのカード。

上面はさり気にブロッカーを持っており、5000という最低限のパワーはあります。「相手のタップしているクリーチャー1体につき1枚ドロー」という効果も地味に嬉しく、カツカツの手札を補ってくれます。注目すべきは下面の呪文で、高いパワーを持つクリーチャーでのタップキルや受け札としての活用が出来ます。フリーズを持っているので時間稼ぎとしても優秀です。

 

・フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ×2

上面はトリガー持ちではありますが、防御札カウントは不可能。それでも返しのターンに攻撃しながらスマッシュ・バーストでパワー3000以下除去が出来るので出て悪いわけでもありません。「プーンギ」などが焼けると美味しい。

下の呪文は1マナで3000火力。1コストでここまで処理できるのがありがたく、余ったマナで除去して大型クリーチャーを出す準備も出来ます。

3000以下が1マナで除去出来る点、コスト1を持つことが強力なカード。火文明の枚数を補えているのも大きいですね。

 

・バー・キュー・ベー/クー・ラクタロウ×2

最後はこのカード。上面はW・ブレイカーで地味にパワーが7000あります。一部除去を避けつつスマッシュ・バーストでアドバンテージを稼げます。このカードも「フンバルさん」と同じくジョーカーズを持つので、「ジェイ-SHOCKER-」で戻すことが出来ます。

メインで使うのは下の呪文。「ツインパクト・マップ」で回収出来ない「スピーカー」を回収できます。4ターン目でもスピーカーを着地させたい時の為のカード。そうでなくとも、山札を掘る札の5枚目以降として必要なカードを拾いやすくしてくれます。

 

GRゾーン

基本的に「イッコダス・ケイジ」からしか出てきません。その中で強力そうなものを選びましょう。

・全能ゼンノー×2

捲ったら相手のSA、マッハファイターを封じることが出来るので強力。捲ったらワンチャン一ターン稼げるカードが出るというだけで嬉しいですね。

・ポクたまたま×2

ブログを書く時に落ち着いてみるとこれはややミスチョイスであると考えました…。このカードが刺さるデッキがわざわざパワー3500以下を棒立ちさせることが少なそうです。零龍ギャスカの手札の儀で出てきた小型か墓地ソースのザロスト辺りが狙えたら御の字でしょうか…。ここはフェアリーさんのレシピで採用されていた「バツトラの父」が強そうです。

・ジェイ-SHOCKER-×2

メインにジョーカーズが9枚3種類入っているので使用可能かなと考えました。ミクセルで呪文トリガーは封じられてもクリーチャーを封じられるデッキではなかったので折角GR出来るならと入れてみました。「イッコダス」を戻せばシャッフやヴェルデに爆龍覇ヒビキといった強力なカードだけではなく、一部オーラやガイハートが存在するコスト4を一ターンロックすることが出来ます。3種のジョーカーズがいるので縛れるコストも多いのが魅力的。

・Mt.富士山ックスMAX×2

「イッコダス」と合わせて2体まで除去が出来ることを祈ってのカード。ジョーカーズ9枚ならマナドライブも達成できると思います。”希望のジョー星”に妨害されないのもポイント。

・続召の意志マーチス×2

マナドライブ5ではあるものの、「イッコダス」召喚から相手のクリーチャーを一体減らして自分のクリーチャーをさらに2体追加できれば打点として強力なので入れました。

・グッドルッキン・ブラボー×2

盾を2枚割ることが出来るGRクリーチャーの中ではデメリットが少ないカード。こちらは「スパーク」系統のトリガーやスーパー・シールド・トリガーの被害を抑えることが出来ると器用なカードです。マナドライブ4は満たしやすいはず。

 

フェアリーさんレシピ

 

f:id:kanikama28:20200919195354p:plain

2020年8月18日にOAされたフェアプロの動画をご覧ください

youtu.be

構築分析

こちらのコンセプトは「カルマ大司教ロスター」を採用したメタビートとしての「スピーカー」ですね。

f:id:kanikama28:20200920060212j:plain

フェアリーさんの構築のコンセプト

メタビート」というデッキは「必要なメタカードを都合よく出す」ことが求められる上に、相手の妨害をするためのカードをトップで引くと弱いという弱点があります。その上コストが軽いカードが多く、打点も高くないということが多いです。(もっとも、比較的最近のメタビートであるサザンや赤白ビートはリソースを確保しやすい上に、フィニッシャー足りえる「時の法皇ミラダンテⅫ」「轟く侵略レッドゾーン」「BAKUOOON・ミッツァイル」などのフィニッシャーがいるので以前ほどそれを感じづらくなっているでしょうが…)

その点を「スピーカー」によるデッキからの踏み倒しで強引に捲りにいくことで出しやすくした上で打点問題も数で解決し、先に攻められたら豊富なトリガーで返していく構築ですね。「天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」」も採用されているため、厚いトリガーがより強固な受けとなりますね。W・ブレイカー以上のカードは9枚です。

エスメル」で「モモキング」の被害を抑え、「スピナッチ」は攻撃誘導でキリフダッシュを誘発させない。追加したこのカードたちはキリフダッシュに強く、対戦相手がこの能力を使ってきた時により有利な型はこちらかもしれませんね。

 

構築の差異と共通点を見ていきましょう。

両レシピ共通パーツ

メイン27、GR6で33枚を共通とし、残る19枚を考えます。

f:id:kanikama28:20200919221536p:plain

かにかま
ヘブンズ・フォース×4 龍装者シャイニー/エッジ・スパーク×2
バー・キューベー/クー・ラクタロウ×2 赤攻銀サハラン/レッド・マジック×2
イチゴッチ・タンク/レッツゴ・イチゴ×3
GR:ポクたまたま×2 ジェイ-SHOCKER-×2 Mt.富士山ックスMAX×2

 

フェアリーさん型

スピナッチ・パンツァー/スピナー・ブル×4 フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ×2

天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」×4 カルマ大司教ロスター×3

GR:バツトラの父×2 ロッキーロック×2 ドドド・ドーピードープ×2

 

それでは、追加カードから見ていきましょう。

 

採用カード分析

・スピナッチ・パンツァー/スピナー・ブル×4

「スピーカー」の効果ではタップインでしか出ないという点を逆手に取ったカード。タップしていれば攻撃対象になる上に、パワーが高い相手クリーチャーにバトルに負けてもそのクリーチャーをマナゾーン送りにします。その上W・ブレイカーを持ち合わせているので捲って強いカードです。

下面の呪文はコスト1で自他問わず一体クリーチャーをタップします。上面をタップして攻撃誘導をすることが出来る上に、タップキル狙いとしてはコスト1と軽いのが魅力的。

光文明の枚数を補ってくれるのも魅力的ですね。これは強い。

 

・天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」×4

これまた冒頭で解説してるので簡潔にまとめ。わずかながら、「スピーカー」から出てくる大型クリーチャーが減っているので、その分盾を殴れるように生き物が残るブーストを優先したいですね。

ガチンコ・ジャッジに負けるとブーストできない「バンビシカット」やプーンギで使うのが一ターン遅れる「レッツゴ・イチゴ」などと違って、ブーストすることを封じられ辛い初動です。盾を削るのが怖い要素ではありますが、盾を使ったブーストは任意であり、スピーカーで捲った時に後続が十分繋がると思った時は使用しなければ大丈夫です。盾が削れてほしくない時は他のブースト札を使いましょう。

下の呪文が強力で、直接クリーチャーに触れる受け札ではなく、盾を増やしての受けなので除去耐性や「選ばれない」能力を持つクリーチャーの攻撃に備えることが出来ます。トリガーが厚ければ厚いほど盾追加は有効に働きますが、このデッキはトリガーが厚くトリガーチャンスがもう一度増えます。光文明を持っているので「ミクセル」「ゾロスター」を出すために埋めることが出来るのも高評価ポイント。

 

・カルマ大司教ロスター×3

情報公開当時はそれはもう大騒ぎだったのですがね…「妨害するだけ」のカードは難しかったのでしょう。「ミクセル/ジャミング・チャフ」の「ジャミング・チャフ」が呪文封殺のフィニッシャーになれるのが偉大ですね…。赤白バイクに入れても自分が「キル・ホール」が使えないですし…。

このデッキでは自分から能動的にはGRを捲らない上に超次元も使わないので、相手に一方的にロックを押し付ける形となります。「スーパー・シールド・トリガー」をケアする必要がなくなるのもありがたく、「撃髄師スパイナー」などが封じられると嬉しいですね。相手が「ゾロスター」を処理するために使った時間で「スピーカー」を出して勝てばよいのです。最終目標は相手を縛り続けることではなく、「対戦中のゲームに勝つ」ことですから。

 

・フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ×2

1マナ3000火力はやはり偉いですね…。「ミクセル」とか「ヤッタレマン」とかを焼いて相手の出鼻をくじきましょう。火文明も確保できますし、コスト1なので「スピーカー」から「スピーカー」率を上げてくれます。

 

・イチゴッチ・タンク/レッツゴ・イチゴ×1

メインデッキ最後はこのカードが一枚だけ積まれている理由について考察しましょう。前述のとおり「エスメル」は強力なカードですが、盾を削る性質上、超速攻デッキに対しては使うことが出来ません。そこで、ブーストをなるべく多く握れるようにする必要があったのでしょう。そこで9枚目として選ばれたのが「スピーカー」で捲れるとT・ブレイカーとして相手の盾を割ってくれるこのカードなのだと思います。

 

超GRゾーン

バツトラの父×2

マナゾーンの指定もなく、タップで攻撃をストップさせられる有能カード。バイクなどに出せると美味しいはず。

 

・ロッキーロック×2

一度展開したものを一気に薙ぎ払われるとこちらはリソース負けします。しかし、除去される中にこのカードがあれば被害を抑えることが出来ます。メタビートのリソース面を補うためのGRなのだと思います。

 

・ドドド・ドーピードープ×2

一度手札が切れてしまえばためらわずに攻撃が出来るパワー7000。手札を吐き出してしまえば悩まずにすむので、W・ブレイカーGRとしては確かにアリな選択肢だと思います。

 

言及していない採用候補カード

ここではどちらのレシピにも入っていないものの、採用候補として考えられそうなカードの一例を紹介していきます。カラーバランスを崩さなさそうなものがメインです。

・ソイソイミー(コスト2、自然)

自分のバトルゾーンにパワー4000以上のクリーチャーがいればGR召喚をするクリーチャー。「スピーカー」のパワーが4000なので、「スピーカー」から出ればもう一体打点を追加出来ます。弱点を補うカードではなく、得意な展開をより伸ばすためのカードです。「ヘブンズ・フォース」から出てくるのも魅力的ですね。

 

・ケタノッコ・タンク/ケタノビール・ランサー(8/1、自然文明)

上面はかんっっっぜんに踏み倒す前提のカードですね。それでもパワー13000でT・ブレイカーを持つのでリターンは大きいです。下の呪文はバトルをする時のサポートに使いましょう。下の呪文のコストが1なので「スピーカー」からの「スピーカー」が成功しやすくなります。

 

・アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー(7/2、火文明)

BADでコスト5で出てくるSAのW・ブレイカーです。このデッキはSAを供給出来ないので、あと一歩打点が届かないことがありますが、このカードが入ればトップで引いても嬉しいカードが増えます。2コスブースト→スピーカー→アーチャーと動けば打点は十分でしょう。

下面はパワー6000以下除去。シールドが削れますが、打ったほうが強い盤面もあるのでSTとしての使用は状況をきちんと見極めて。

火文明の枚数を補ってくれるのも嬉しい所。

 

・爆龍覇リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」(2/4、火)

上面で出てきても特に強くはないですが、呪文面が強力。「スピーカー」が手札にない時に「銀河大剣ガイハート」を装備して「熱血星龍ガイギンガ」という強力なフィニッシャーを呼び出すもよし、攻撃ロックを持つ「ジョウモン爺」を「不滅槍パーフェクト」で守ったりと次元の枠を使って色々遊べます。更に火文明枠を確保できるので実は強いかもしれません。撮影当時のカードプールになかったのでこればかりはしょうがありませんが…。

 

終わりに

以上で二つの「スピーカー」レシピ紹介を終わります。

この記事を通して、ロック”SPK”スピーカーというカード、デッキの魅力が伝われば幸いです。ただ何も考えずに捲るだけではなく、「踏み倒して強いカード」と「初動枠」のバランス、受け札の取捨選択、カラーバランスなども考えて組むとまた強く、楽しくなるポテンシャルを秘めたデッキだと思います。若干ピーキーな性能ではありますが、ブースト札も増えたので「ジョウモン爺」「このデッキでしか使わないけど強い」大型クリーチャーの活躍も見られて面白いデッキです。

動画もよろしくお願いします。

ここまで読んでくださった読者の皆様、そしてレシピの使用許可をくださったフェアリーさん、ありがとうございました!

【動画あり】デュエマクイズ第二弾の問題解説など

※この記事は記事内URLの動画との連動企画です。先に動画を見ていただくほうがよりお楽しみいただけますので、是非ご覧ください。

こんにちは。かにかまです。唐突ですが、皆様はクイズ番組をどれくらいご覧になりますか?

かにかま、円卓プレッシャーSTUDY時代のQさま!やファイブツアーズジェットがバリバリ現役だった時代のネプリーグが放送されていた時にちょうど小学生であったため、もうクイズ番組にドはまりしてしまいました。クイズを解くのが楽しかったんですね。それ以降色々なクイズ番組を見てきて、かれこれ人生の2/3くらいはクイズ番組を見て過ごしてきたわけです。そんなわけで、テレビ的なビジュアルを用いたクイズにはとても興味があったのですが、テレビに出るなんてのは夢のまた夢。ならいっそ自分でクイズを作っちゃえと思いました。そこで、もう一つの趣味である「デュエル・マスターズ」を題材にしたクイズを作成して解いてもらうという動画をアップロードしてみました。

youtu.be

youtu.be

形式は早押しクイズで、いずれも画像を使ったクイズです。カード名を答えにする問題では知名度が高いものを答えに選んでいますので、解きやすくなっています。

当記事では動画で出題される通りの順番で掲載されています。軽いヒントもつけていますので、一度見た方は復習や裏話を、この記事が初見の方はガチで解いてみるという方法でお楽しみいただけます。前編後編5問ずつの全10問のうち、皆様はどれくらい解けるでしょうか?動画でのコメントや、このブログの下部にあるTwitterマークから当記事のURLと「〇問解けた」などのツイートなどでの報告をお待ちしております。

 

 

 

f:id:kanikama28:20200831185814p:plain

1問目。ひらめき問題想定です

 

ヒント。色は文明を表しています。2つの文明で構成されていて、5つあるものを探してみましょう。

表示する

正解は「波」です!それぞれの文字は光と水の「ドレミ団の光魂Go!」、自然と光の「ダママ団の聖護Go!」、闇と火の「アクミ団の悪獄Go!」、火と自然の「ハムカツ団の爆砕Go!」を指しています。空いている水・闇は「テック団の波壊Go!」のこと。

 動画内でも触れましたが、このカードを「テック団」と呼ぶ方が多いこと多いこと。そこで下の名前の方も意識していただきたいなというささやかな願いを込めてこの問題が作られました。純粋にチームとしてのテック団のイラストやテーマデッキとしてのテック団を探そうとするとやや骨が折れます。「テック」は「テック団」検索に引っ掛からないのでいいんですけどね。

 作問協力のギ酸さんとの通話やテストプレイでは十分に正解に導けるという結論であったため、動画本編で正解が出てないのはちょっと悔しかったり。とはいえ漢字4つという少なめの情報量から「同じ言葉を名前に持つカード5枚」だと気づく難易度がやや高かったのかもしれません。

 このような羅列が行なわれている問題では羅列されるものに広く知られている何らかの共通点があります。「Go!」呪文は光魂Go!、波壊Go!、爆砕Go!がそこそこ使われているため、問題にするにはちょうどいいと思いました。しかし、難易度的には一問目向きの問題ではなかったのかもしれませんね。火文明と自然文明の「爆」が「爆砕面ジョニーウォーカー」にしか見えないという気持ちはわかる。簡単な8問目辺りと入れ替えるべきだったのかもしれません。

 

 せっかくの一問目なので、このクイズ全体についてのお話をします。3月にも同じようなクイズを9問作成して出題しているのですが、正解率はあまりよくありませんでした。そこで今回は「難しくなっても、より解けるように」という点を意識しました。解けないクイズはクイズとしての完成度が低いものであると考えています。いたずらに難易度を上げて解答者を困らせたいというわけではないのです。

 

 そのため、今回はより分かりやすく「解くための誘導」が行われています。それの最たる例が文字色の変更やヒントを隠す箱の色です。シンプルながらも視覚で受け取る情報を増やすことが出来ることが有益で、文明を表しているということが分かりやすくなったかと思います。勿論誘導は他にもあります。怪しいと思う点があったら「なぜ作問者(かにかま)がそれを使っているのか」を考えてみましょう。それが答えのカギです。

 

f:id:kanikama28:20200901021759p:plain

2問目。右端の箱は表示されているヒントの数なので皆様には関係ありません
表示する

ヒント。違う数字をまとめて一つのヒントとして出して「/」を使っています。一枚のカード内に二つの「同じものを表している」数字があるカードタイプを考えてみましょう。

t;正解は「真聖教会エンドレス・ヘブン/真・天命王ネバーエンド」です。「エンドレス・ヘブン」の面だけでも「ネバーエンド」の面だけでも正解としてカウントします。

この問題のように「だんだんヒントが増えていく」形式の問題では「難しいヒントから知名度の高いカードを導く」という構造を用いています。まず注目してほしいところとして、数字全部の共通点として黄色を用いています。これが「誘導」の一つです。一問目でも述べたとおり、文字色は文明に対応しています。この問題では答えが光文明になるということが推測できるかと思います。

ヒントの数字一つ目「2015」は勿論初登場年数のことです。2015年と言えば革命編でレッドゾーンやシリンダが話題になった年ですが、ドラゴン・サーガの末期も2015年です。それでも2015年に初登場したカードは多いので、このヒントだけで絞り込むことは出来ませんね。

ヒントの数字二つ目「009」が指すのはこのカードのイラストレーターさんである「Yuukoo009」先生のこと。カードをじっくりと見たことがある人であればイラストレーターさんを意識した方も少なくはないと思います。名前に数字が入っているイラストレーターさんという要素は使ってみたいとは思っていたのですが、「中村エイト」先生や(名義上はEIGHTですが)「松本エイト」先生では「8」だけを使うことになり、コストと誤解されかねません。そこでイラストレーターさんの数字を参照する場合は「普通の数字ではない数字」を使う必要が出てきます。今回は「00」がついていて「9」とは違う数字を指している「Yuukoo009」先生をヒントとして使うことにしました。これに気が付くことが出来れば、他の解答者を大きく出し抜くことが出来ます。2015年に登場した光文明のカードでゆーこー先生のカードであると気づければ答えはすぐそこ。知っている人が大きく有利になれる要素としてこのヒントを用意しています。ここ最近はコロコロのメディアでイラストレーターさんインタビューなども増えてきましたからね。更に、解答者は九州出身者で構成されており、ゆーこー先生サイン会が開かれた2017年の超CSin熊本に参加しています。そのことを覚えていないか期待していました。

さて、このヒントに関しては、実のところこの数字を知らない人でも解くことは出来ます。それでも、ミスリードされる可能性はあります。事実、動画内では「カードのナンバリングでは」という声も上がっていました。しかし、光文明単色のカードはパックなどでのナンバリングでも若い番号が割り振られることが多く、果たしてその番号に来るカードが有名かには疑問が残ります。そしてパックでなくてデッキであるとしても、デッキの新規カードはナンバリングでも若い番号を割り振られるので、やはりナンバリングではないという線が濃厚になります。そこで何か別の数字がカードにないかを探すことになります。「ナンバリング」にミスリードされないためには文明ごとのナンバリング順などの知識が必要なのです。

このヒントはミスリードされない為の「ナンバリング」や「ゆーこー先生のクレジット表記」などのディープな知識が必要になります。よりデュエマ知識に詳しいひとであれば、駆け引きが加速するかもしれませんね。

ヒントの数字3つ目「14500」はネバーエンド面のパワーです。光文明でもかなり珍しいパワーですが、天命讃歌ネバーラストやミラクル・ミラダンテなども同じパワーを持っています。しかし、ネバーラストの登場は2014年末期、ミラクル・ミラダンテは革命編の最後の2016年前半と噛み合いません。また、イラストレーターさんはどちらも「中村エイト」先生です。ここまでのヒントでも十分答えは絞り込めていますね。

最後のヒントの数字「5/10」は表面のエンドレス・ヘブンのコストである5とネバーエンドのコストである10を一つにまとめました。分割したヒントにするよりも「一つのカードで二つの表記コストを持っている」ということが分かりやすくなるかと思います。</div></div>

 

f:id:kanikama28:20200901150938p:plain

3問目。これまたひらめき問題の類

 ヒント。「/」の使い方は超次元だけではありません。文明が違うのに「共通点を持つ」カード群でこの色と言えば…?

表示する

正解は「」です。それぞれのカタカナは「バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ」「ブルックス・ザ・シルバー/ザババン・ライト」「イルフィン・ザ・シルバー/メラメラ・チェイン」を表していました。

これは非常にシンプルな構成ながらも、何を表しているかが分かりやすい問題だと思います。

 

f:id:kanikama28:20200901154903p:plain

4問目。動画内では制限時間以内に正解者は出ず

ヒント。数字は可変のものです。もしかしたら9月中に変更のお知らせがあるかもしれませんね。Rは総合してお考え下さい。

表示する

正解は「”出題時点での”各文明の殿堂入りの枚数(プレミアム殿堂は含まない)」でした。Rはレインボー(=多色)、Zは無色(=ゼロ)を表しています。難しかったですね。もともと原案は4月くらいから考えていたもので、当時は文字色の変更などは行っていなかったと思います。光文明と無色(=Z、ゼロ文明)が他と比べると少ないのはそういうことです。余談ですが、光文明単体での最初の殿堂入りカードは予言者マリエルです。また、無色の殿堂カード2種である「破界秘伝ナッシング・ゼロ」と「ガヨウ神」から答えを導き出した人もいました。お見事。

さて、この問題は結構な反省会案件問題です。問題として嫌いではないのですが、見直してみるとかなりヒントが不足しています。文字色の文明は有効に機能していますが、文明と数字だけではまだ考えられるものは色々あります。動画内でも「○○というパックの文明ごとの収録枚数」という答えが出ていました。しかし、「公式発表で9月に変わりえる」という点を言った後に正解が出るというパターンはテストプレイや本出題時に確認しています。この問題はまだ情報量を増やすことが出来たのです。そういった意味では完全に私の落ち度と言わざるを得ません。答えに導くための限定が足りなかったのですね。

問題画像の端に「2020/07/01~」という数字列を並べれば「今年の7月」という思考の「軸」を定め、時間の経過で変わりえる数字であると考えさせることが出来るのではないかと思います。数字の横に増減を表す矢印を置くよりも合理的で分かりやすいヒントだと思います。「2020/07/01」を置く案に至れなかったのが悔しい。

 

f:id:kanikama28:20200901162227p:plain

5問目。前編の動画はこの問題で終わりです

ヒント。プレミアム殿堂のカードが初めて解除されたのは2015年の9月ごろ。アニメなどでもこのカードは大きくフィーチャーされました。

表示する

正解は「ボルメテウス・サファイア・ドラゴン」でした。殿堂降格後はWINNERプロモとして中村エイト先生イラストで再録されました。この問題も2問目と同じく「難しいヒントから知名度の高いカードを導く」という構造になっています。2006年というヒントは範囲が広く、その後のヒントの「種族にドラゴンを含む」もまだ完全に絞り込むには至っていません。不死鳥編第4弾では満を持して光文明と水文明に文明固有のドラゴンが登場しているのも注目ですね。しかし、この問題は動画サムネイルのとおり、ヒントを隠す箱が赤くなっているので火文明カードであると予想をつけることが出来ると思います。

重要なのは3つ目と4つ目ですね。この二つで大きく答えに近づくことが出来ます。まずは「ウルトラゴールデンカード(UGC)経験」。実は2006年に登場したカードでUGCを経験したカードはこのカードと「天真妖精オチャッピィ」しか存在しないため、「種族にドラゴンを持つ」と組み合わせるとこの時点で答えは一つになります。テストプレイでは3つ目で解くことが出来た人もいました。お見事。

最終ヒントの「単体のカードとして、プレミアム殿堂から解除された初のカードである」は知っている人が多い(と思われる)「完全に絞る」ためのヒントです。3つ目までで完全に絞って正解することは出来ますが、それはあくまで理論上の話。ボルメテウス・サファイア・ドラゴンが2006年に登場したことを知らない人だっているでしょうし、UGCになったことを知らない人もいるかもしれません。そこで解いてもらうには「初のプレミアム殿堂解除」という「オンリーワン」のヒントを最後に持ってくる必要があるのです。「最初」などはクイズのヒントとしても使いやすいです。

ちなみに、サファイアは「殿堂を介さずにプレミアム殿堂指定された」カードとしても初めてで、「オンリーワン」のヒントを持つカードです。しかしながら、2007年と10年以上経っているので「初のプレミアム殿堂解除」の方が適切であると考えました。また、昔は「プレミアム殿堂コンビ」が存在しており、これが緩和されたのは2009年の話なので「単体のカードとして」という文字列が必要であると感じました。(龍仙ロマネスク+母なる紋章・母なる大地)

このようなプロフィールクイズは作っていてもまだ知らない知識が眠っていたりするので、デュエマに詳しくなれるので好きです。皆さんも作ってみてください。

 

 

 

f:id:kanikama28:20200902011804p:plain

6問目。これは押すのが早かった

ヒント。ドルマゲドンXに言及するフレーバーテキストは少ないです。ドルマゲドンXの効果で封じられるという説明とドルマゲドンXの絶望感を表したなかなか秀逸なフレーバー。

表示する

正解は「爆流忍法不死鳥の術」でした。ドルマゲドンXの登場と同じDMR-23に収録されたカードです。ドルマゲドンXは相手の場の封印を墓地に置けなくする効果を持つので、このカードで封印を墓地に置くことが出来なくなります。だからこそこのフレーバーテキストなんですね。

実はこの問題も構想自体は前々からあり、最初は「爆流忍法」の部分まで隠していました。最初のテストプレイ(4月)で「ドルマゲドンXが言及されたフレーバーは少ない」という判断をしたものの、答えまでは辿り着けなかったというパターンを確認しました。そこで、「爆流忍法」を出して答えまでの誘導を行うことにしました。もっとも、動画内では「爆流忍法が出てなくても解けた」と言われてしまいました。完全に上をいかれましたね。

 

f:id:kanikama28:20200902140018p:plain

7問目。これは解答者がボタンを押した時点のものです

ヒント。2番目は2016年に再録されたものですが、カードの初出は2011年。優秀な防御札なので一度は使ったことがあるかも。そして、下部に見えるものがありますね。画像が全て出たバージョンも下にありますのでご覧ください。

表示する

f:id:kanikama28:20200902143230p:plain

全て出たバージョン

 

表示する

答えは「DNA・スパーク」でした。皆さん一度は使ったことがあると思いたい。

このカードは他にもイラストが存在しており、2種類のイズモver、覇王伝ガチ!の眠兎(ミント)ver、ウィクロスのタマver、デュエマックス160のミラクルスターverなどがあります。

これも2、5問目のように「難しいヒントから知名度の高いカードを導く」構造で、1枚目はそこまで馴染みがない人も多いかと思います。2018年のデュエマクエストパックに収録されていたものです。テストプレイヤーの一人が「このバージョンを使っているから」という理由で1枚目だけで正解しました。トホホ…

f:id:kanikama28:20200902145150p:plain

2枚目はデュエデミーパックに収録されていたものです。デュエデミーパックはトップ・オブ・ロマネスクやボルメテウス・蒼炎・ドラゴンの強力なカードが登場しただけでなく、サイクリカや英知と追撃の宝剣、オリオティス・ジャッジなどの強力なカードが歴代の特殊加工(MODE GHANGE、Dramatic、黒シークレット、フルフレーム化など)や新規イラストで再録されたパックでもあります。その一枚がDNA・スパークであり、アルファリオンのイラストで再録されました。格好いいですね。

f:id:kanikama28:20200902145241p:plain

続いて3枚目。画像は2018年1月~2月のWHF冬で配布されたサッヴァークイラストを枠内に収めたもので、メシアカリバーのデッキに収録されています。最近のイラストなのでそろそろ分かる人もいるかもしれませんね。実際にはここら辺で押すことが想定されていました。

f:id:kanikama28:20200902145554p:plain

最後の画像は勿論初収録時のイラスト。オリジナルは最後に来るものです。確実に分かってもらうためのヒントです。縛られているのは「神羅ダークネス・ロマノフ」であると言われています。

f:id:kanikama28:20200902145945p:plain

 

f:id:kanikama28:20200902150124p:plain

8問目。これだけ問題の系統が違いますね

ヒント。言葉を言い換えてみましょう。①が一番難しいかも。

表示する

正解は「オーシャン・ズーラシマ」でした。海=オーシャン、動物園=ズー、浦島ってことです。これは全てヒントを見ないと厳しいですね…海と動物園を同時に見せられて「これは何?」は厳しいです。

これこそどちらかというとひらめきに近く、前半に持ってくるべき問題だったのかもしれませんね。「波」の問題と入れ替えるべきでしたね。

 

f:id:kanikama28:20200902152920p:plain

9問目。これも解答者が押したタイミングのものです

ヒント。下は申し訳程度の防御札です。そこそこのパワーを持ちながらも、下は軽い呪文のツインパクトで水文明といえばあいつですね。

表示する

正解は「魔導管理室カリヤドネ/ハーミット・サークル」でした。そこで、多様な問題形式を用意すべく画像で「パワー→珍しくないコスト→固有の数字(14)」というヒント順番で問題を出せるカリヤドネに白羽の矢が立ちました。現状存在するツインパクトの中では最も上下コスト差が大きいという特徴を活かした問題になったと思います。

クリーチャーとしては水文明単体であるのにパワー下三桁が500という意味でもカリヤドネは珍しいカードで、また別の問題でも使うかもしれませんね。持つ要素が非常に多いカードなので、5問目のようなプロフィール問題で「途中までカリヤドネとも一致する」カードを答えにしてもいいかもしれません。

 

f:id:kanikama28:20200902154918p:plain

最終問題。動画ではここで正解されました。皆さんは正解できますか?

ヒント。流石にこれは厳しいですよね…無理だと思ったら折り畳みを確認してみてください。3つ目まで空いています。

表示する

f:id:kanikama28:20200902155340p:plain

3つ目まで空いています。ある程度多くの種類があるカード名ですね
表示する

正解は「ホール」でした。上5個につけると超次元呪文になりますが、セブホールはオーラです。おそらく他の言葉はつかないであろう「ごっつぁん」と合わせてほんの遊び心です。5、6番目は特徴的なものを取り入れて答えを完全に確定させにいく部分なので、3、4番目で押してもらうように作ったつもりでした。いくらなんでも「ストーム」だけでは無理だろうと思っていたらこれですよ…。

 これも反省会をしておきましょう。言葉につければ別のカードになる言葉はそこそこあります。「チャージャー」や「ブレイン」、このクイズで答えになる「ホール」は多くの種類が存在するカードで、「難しいヒントから答えを導く」形式には非常にマッチしているのです。

 そこで、まずは答えを「ホール」にして様々なホール呪文を探すことにました。作問時はクロニクル発売前であり、公式のデュエマカード検索をかけるとゴールデン・ベストで再録された「ストーム・ホール」は比較的上部に表示されました。この時に「ブレイン・ストーム」の存在を思い出したので「ストーム」を一番上に持ってくることで「絞り込みが難しいヒント」に仕立て上げようとしたのです。さらにクリーチャーの「マザーブレイン」がいるため、上手くいけば「ブレイン」と悩ませることが出来ると考えました。しかし、実のところ「ストーム」とつくカードはそう多くありませんでした。(公式のデュエマカード検索で27枚。ダブりもあってこの数な上、間に入っているパターンもあるので実際にはもっと少ない)ここが最大のミスで、結果的には殆ど悩ませることが出来ませんでした…。「ストーム」に固執せずに「フェアリー」や「エナジー」あたりを選ぶのがベターだったと思います。悔しい…。

 

全10問終了です!ここまでご覧いただきありがとうございました。初見の皆様は何問解けたでしょうか?Twitterでのシェアやコメントをいただけると今後の参考になります。既に動画をご覧の方も「どういう風に問題を作っているか」などの話をお楽しみいただけたでしょうか。

そして、この記事で私が作ったような画像形式のデュエマのクイズに興味を持った方がいると本当に嬉しいです。特に2、5、7、10問目のような「難しいヒントから簡単な答えを導く」作問方式は楽しいのでおススメですが、他の形式の問題も大歓迎です。Twitterハッシュタグ「#デュエマ画像クイズ」でツイートすると私が喜びます。

ただし、作問に関しては注意点がいくつかありますのでそちらをご確認ください。この記事を見て作問をしようと考えた方は、これらを意識してみましょう。

 

☆作問に関しての注意点☆

・なるべく多くの人を納得させられる共通点をヒントにしよう

例えば「3・-・白米男しゃく」「7・7000・大地のリュウセイ・ガイア」「2・3000・?」「?に入るクリーチャーは何?」という問題を作ったとしましょう。

想定解は「クリスマⅢ」です。「自然文明に存在する1マナ加速後、任意で回収できるカード」達です。皆様はこの問題をどう考えますか?

私はこの問題はあまりいい問題ではないと考えます。これらのカード3枚はカードタイプも登場年度もバラバラで、共通しているとは言い難く、同じ共通点として意識されていない可能性が高いのです。「同じ効果」などのくくりからの作問は避けたほうがよいでしょう。

デュエル・マスターズ〇ikiとかは参考になると思います。名称サイクルにすぐ飛ぶことが出来るデータベースとして使いやすいです。

 

・沢山調べよう

「ストーム」の事件を繰り返してはいけません。あれは「ストーム」とつくカードが少なかったことを調べ忘れたためにあっさり解かれてしまいました。

沢山情報量を持っているカードから面白い情報(「初」や「唯一」の情報だとなおよし)をヒントとして出すことで面白い問題が出来ます。面白くするための情報収集を怠らないようにしましょう。

 

・解いてもらえるクイズを作ろう

より多くの人に楽しんでもらうには、むやみやたらに難しい問題にしてはいけません。解けるように画像内の情報を増やしたり、ヒントの順番を変えたり、答えを簡単なものにしてみるなどの改善を施してみましょう。

 

ここまで記事をご覧いただきありがとうございました!皆様の動画の感想、クイズ投稿やコメントをお待ちしています。

 

関係者クレジット(敬称略)

作問

かにかま(企画・動画編集・当記事作者) @Rev_KANIKAMA8

・ギ酸(テストプレイ兼任) @Gisan_san

動画出演

・トマト @akanasutomato17

・もつ @mo_zuku624

・ひま @kansouzaiumasi

テストプレイ

・サトレンコ  @satorenko5939

・もるたーく  @DMYP555

素材提供

・コバルト  @BlueSilver32

【対戦動画あり】シリンダとステージュラからレッドギラゾーンに革命チェンジしよう!の回【デュエマ】

明日から8月ですね、かにかまです。

7月には新パックであるドラリンパックが販売されたたことで、DMYoutuberとしてはうっきうきで発売日を待っていました。発売日の翌日である19日に身内を頼ったりしてカードを集め、収録したデッキがこちら。今回は動画で使ったこのデッキを紹介していこうと思います。なおカメラの不調やら豪雨でまた撮影が滞った模様。

f:id:kanikama28:20200731181935j:plain

おかえり

www.youtube.com

ようやく帰ってきましたよ!当ブログを2016年からお読みの皆様にはおなじみの、革命龍程式 シリンダのデッキでございます。初めてCS予選抜けをしたり、オリオティス・ジャッジがかかった大事な試合で初手多色4したり色んな思い出があります。

 

kanikamadm.hatenablog.com

 

 

kanikamadm.hatenablog.com

 

2018年度末にはミラダンテ12が殿堂に指定されてからは大幅弱体化。進化してミラダンテとその効果で唱える呪文を引き込んで即チェンジで召喚ロック、次のターンも進化してドローを重ねつつ追加のミラダンテを送り出すというお決まりの最強ムーブを失ってからはどうすればいいものかと途方に暮れたものですが、シリンダと効果の噛み合いがいいレッドギラゾーンの登場は本当にありがたいことです。

f:id:kanikama28:20200731183414p:plain

f:id:kanikama28:20200731183337p:plain

シリンダは場の水のクリーチャー1枚につきカードを一枚ドローするカード。シリンダを活かすには、序盤から水文明のクリーチャーを並べるデッキ構成になります。並べたクリーチャーでドローの枚数を増やしながらレッドギラゾーンを引き込み、さらに彼らをレッドギラゾーンのファイナル革命でアンタップする動きは美しいですね。シングルブレイカー2体+シリンダで、1+1+2(シリンダチェンジレッドギラゾーン、横のシングルブレイカーをアンタップ)+1+1でちょうどダイレクトアタックが組めますね。

ここで、シリンダとレッドギラゾーンの効果を最大限に活かすために水クリーチャーを並べるためにはどうすればいいのかを考えることになります。今回はレッドギラゾーンが自然文明を持っていることから、自然文明のマナ加速を取り入れてみました。そうなると、水と自然を両方持つ軽量クリーチャーがいると好ましいですね。十王編の水・自然文明を担当するチームウェイブにはおあつらえ向きのカードが2種もありました。

f:id:kanikama28:20200731184404p:plain

まずはこちら。文明は違いますが、虹彩奪取アクロパッドが選ばれなくなって帰ってきました。コスト軽減を活かして水文明クリーチャーを並べましょう。システムクリーチャーでありながら選ばれないのも強力で、シリンダの進化元にしやすい、レッドギラゾーンで起こす前に攻撃しても除去されづらいとこのデッキにぴったり。

f:id:kanikama28:20200731185900p:plain

続いてはこちら。2→3→5のマナカーブを作り上げます。これまで青緑の3コストのクリーチャーとして同じ役割で使われていた”デュエマボーイ・ダイキ”とは違って1ドロー→手札からマナ置きと繋げられるため、多色をマナに逃がしたり単色マナを作って実質2コストとして扱ったりすることが出来ます。

ここまでレッドギラゾーン、キユリ、コモリと自然文明のカードは12枚。レッドギラゾーンを出すプランが明確に見えているハンドの時は埋めないことを選択することもありますし、初動としてカウントするには心許ない枚数です。そこで追加の自然文明のカードを探す必要があったのですが、目を付けたのはこちら。

f:id:kanikama28:20200731193031p:plain

ハキリはなんと進化クリーチャーも出せるので、召喚酔いしている水クリーチャーにそのままシリンダを重ねてドローと打点の追加が行えます。さらにレッドギラゾーンでアンタップすればもう一度効果を使ってコマンドを召喚してさらなるアドバンテージにつなげることが出来ます。攻撃する時にはなかったが、シリンダの効果で引いたクリーチャーを出せるのがえらい。先述の1+1+2+1+1+1ルートを大きく支えてくれることに期待してハキリを入れることにしました。

さて、ここまで並べることを重点的に説明してきましたが、当然シリンダが引けないことや初動の為に埋めることだってあります。そうすると、レッドギラゾーンへのチェンジは行いづらくなってしまうので追加の革命チェンジ元を探す必要がありました。ミラダンテ12現役時代は二族ンババが担っていた枠ですが、今回は水・自然のコマンドを探さなければいけません。シリンダはシャッフを自然に採用できるデッキなのでシャッフは勿論入れますが、もう少しあってもいいんじゃないかと考えた結果とあるカードが見つかりました。

お気づきでしょうか。キユリ、コモリ、ハキリとスノーフェアリーを持ったカードが紹介されてきましたね。つまりこういうことです。

f:id:kanikama28:20200731194519p:plain

シリンダと「並べる」という行為を共有することが出来るステージュラですね。0コストで出せるというのが素晴らしい。(ただしキユリの「各ターン最初に召喚するクリーチャーカウント」を捨てないように注意!)

バトル肩代わり能力を持っているのも強いところで、レッドギラゾーンで起こしたいスノーフェアリーをバトルから守ることが出来るのでこちらもレッドギラゾーンとの相性は悪くないです。

フィニッシャーのレッドギ、その革命チェンジ元となるシリンダとステージュラ、序盤にクリーチャーを並べるための初動であるキユリ、コモリ、ハキリとデッキの基盤が出来上がりました。トリガーと細々したサポートを入れて作り上げたデッキレシピがこちらになります!(ここまでで2000字以上あるのヤバいな)

デッキレシピ

f:id:kanikama28:20200731195818p:plain

・革命龍程式 シリンダ×4

コンセプトカード1。革命チェンジ元としてはユニークなポイントが多いカードですね。主にキユリ、コモリ、クロックから進化します。並べた水文明のクリーチャーだけドローすることで、革命チェンジを引き込みます。自身もパワー6000W・ブレイカーと最低限度の打点はあるので、アタッカーとして起用することが出来ます。

超高速で攻撃されるようになったからか、クロックでターンを止めれば革命2の全体攻撃、ブロック不可が意外に発動できるようになりました。革命2で盤面を止めてレッドギラゾーンにチェンジして手札に戻せば、盤面を処理できない相手に対して有効です。相手の知識レベルにもよりますが、1枚マナに見えてると2枚目があると思わせられて、革命2を警戒して刻むプレイを躊躇させられると思います。

 

・轟く革命レッドギラゾーン×4

高スペックのウィニーとコマンドを並べるこのデッキとの噛み合いがよく、申し分ないフィニッシャーです。クリーチャーの初動がアンタップするのが強い。

自然文明も水文明も十分取っているため手札から召喚することもあります。コマンドマッハファイター、スピードアタッカー、マッハファイター付与は強力。盤面を取って安全に勝つことも考えておきましょう。

 

・珊瑚妖精キユリ×4

アンタッチャブルの一撃奪取。しかもスノーフェアリー。レッドギラゾーンで起こすクリーチャーとしては盤面に残りやすいアタッカーが欲しいですよね。そのアタッカーにレッドギラゾーンのチェンジ元となるコマンドを早く出すサポートが出来るなんてすばらしい。

 

・眼鏡妖精コモリ×4

レッドギ、キユリ、ハキリのおかげで本当にシリンダが強くなりました。本当にありがとう…!

コモリでマナを増やしたおかげでハキリからシャッフを出したりも出来るので強い。バズレンダのドロー追加は他の行為でマナを使わない時用に。カードの効果ってのは選択肢があること自体がえらい。

 

・時の法皇ミラダンテⅫ×1(殿堂)

シリンダ、レッドギラゾーンからチェンジ。コモリとシリンダで頑張って引きましょう。1枚でもそのロックは健在ですが、同一ターンにはレッドギラゾーンとファイナル革命を共有できないこと、光の呪文が入っていないため必ずデッキが一枚消えることには注意。調子に乗ってシリンダで引きすぎると痛い目にあいかねません。

 

・終末の時計ザ・クロック×4

やはりシリンダのトリガーと言えばこれ。クロックはさっさと踏んでおきたいのに、刻めばシリンダの革命2があるというジレンマがあります。ターン終了時のテキストを全部スキップするので、相手が終了時にバトルゾーンから離してもう一度出そうとしていたクリーチャーもシリンダの革命2に巻き込めるのがえらい。

パーフェクト・ネイチャーを入れると、マナからクロックシリンダと出せばシリンダがミクセルやオニカマスで飛ばされずに革命2で延命出来るので一考の余地あり。

 

・奇天烈シャッフ×4

シリンダまでの繋ぎとしても、詰めとしても、レッドギラゾーンがいる時に召喚しても全部強いので4枚です。生き残れる可能性を増やせる数字を覚えましょう。

 

武家類武士目ステージュラ×4
0コストで出る。そのため、横にスノーフェアリー3体とレッドギラゾーンいる状態で場に出すことが出来れば0コストスピードアタッカー兼マッハファイターです。キユリ→コモリ→ステップルなどで3ターン目に出せるととても強いですね。回収能力はハンデスやステップル破壊時の墓地送りなどを回収することになると思います。バトル肩代わり能力でレッドギラゾーンのアンタップ対象を守れるのが魅力的。
先述しましたが、クリーチャー召喚前にG0で召喚してしまうとキユリの1軽減が消える点には注意。他にステージュラからレッドギラゾーンになってる人いないのかなぁ…。並ぶから噛み合いはいいと思うんだけどな…。

 

・幻緑の双月/母なる星域×2

上面は一応ブーストとしても使うことが出来る自然文明クリーチャー。下面はマナに置かざるを得なかったシリンダの回収、ステップルのデメリット避けが出来る呪文。召喚酔いしてるクリーチャーをシリンダに変えましょう。

 

・再生妖精スズラン×1

ステージュラのスノーフェアリーの数の嵩増しや星域の種としての役割を期待して1枚だけ採用。ハキリがいるのですぐマナを増やしたい時があること3ターンに4マナの動きをしたい場合を考えて基本はステップル優先だと思います。

 

・桜風妖精ステップル×4

スノーフェアリーであること、ステージュラが要求するスノーフェアリーを連鎖召喚したり、ハキリのためにターン終了前に増やさなければいけない時があるので入れざるを得ませんでした。若干評価がマイナス寄りになってしまいますね。バンビシカットがスノーフェアリーだったらよかったのに。

それでも2マナで頭数を一体増やして、コマンドをすぐ出せるように出来るのはやっぱり強かったです。除去られる前に勝つかステップル一体破壊されたことでどうってことはない盤面を作りましょう。

 

終わりに

ここまでご覧いただきありがとうございました!対戦動画も見てくださった方はチャンネル登録、高評価、コメントなどいただけると嬉しいです!

今年一年でシリンダ強化と言えそうなものが沢山来たので本当に嬉しいですね。シリンダは水文明が強くなるほど強くなるカードですから、是非これからの未来に期待して集めてください。イラストも格好いいので。マスターパック再録版はイラストが大きかったりします。

そして、今回のフィニッシャーであったレッドギラゾーンは様々なコマンドに可能性を与えたり、キルルートを増やしたりする魅力的なカードだと思います。お高いですが、ぜひ集めてください。ドラリンパックが再版されて皆様に行き渡ることを願っています。

感想等はかにかま(@REV‗KANIKAMA8)までよろしくお願いします。